Dr. KOJI's Counsering Room ●Dr.孝治の診療室

【その他】その他の器官にも、気になる症状はありませんか?

耳鼻咽喉科で診断できる症状もあります。
地震酔い

東日本大震災後、「実際には揺れていないのに揺れているように」感じたり、地震なのか、めまいなのかわからないという方が多くいらっしゃいます。最近これを「地震酔い」と呼ぶそうです。
体の釣り合いを保つ能力を検査する方法がいくつかありますが、最も簡単にできるのが「マン検査」です。綱渡りをしているように右足を前に出して、右足のかかとが左足のつま先に触れるように右と左の足が一直線になるようにしてもちゃんと直立できるかをみる方法です。通常私たちは、この状態で、目をあいても閉じても30秒間立っていることができます。
ところが地震の後、この検査をするとちゃんと立っていられず倒れてしまう人が増えています。

地震後、約80%の人が目を閉じて30秒たつことができなくなっており、このような人は、余震のような揺れを感じています。
地震前と同じように30秒以上立っていられる人は、めまいを感じていないこともわかりました。私たちは、24時間で1回自転する地球上で、一定の重力を感じて生活しています。ところが、度重なる地震で、日常とは異なる大きな刺激が加わり、脳がセンサーからの情報をうまくコントロールできなくなっているようです。
地震酔いでお悩みの方は「マン検査」をして診て下さい。もし異常なら、センサーからの情報を統合する方法をもう一度、脳に教えてあげる必要があります。これには軽い運動をするのが一番です。適度の運動により脳が刺激され、またセンサーからの情報を総合する力が戻ってきます。私は「ラジオ体操」をお薦めします。
地震揺れは、リハビリが大切で、じっと安静にしていてもなかなかよくなりません。

参考ページ 地震酔いとその対策(NEWS&BLOG)

生活不活発病

東日本大震災後、地震後の不安や地震酔い、遠慮などから、家に引きこもってしまう人が相当数いらっしゃいます。
2007年の中越大震災の時も同様なことが起こり、地震前は普通に生活されていた高齢者の実に30%の方が、震災後歩行が困難となってしまいました。

しかも、震災後半年を経過してもそのうちの3割の方は、地震前のように歩けなくなってしまったそうです。
この原因は、地震で転んで怪我をしたということではなく、地震後様々な理由で体を動かす事が少なくなってしまったためで、生活不活発病と呼ばれます。避難所に避難されていた方ばかりでなく、自宅で生活していた人でも、地震後に歩けなくなった方は同じようにいらっしゃいました。
生活不活発病が疑われるお年寄りが知り合いにいらっしゃったら、是非体を動かすよう勧めて下さい。それだけで、生活不活発病を予防できます。地震酔いも、体を動かす事で改善できます。地震後の不安の解消には、抗不安薬など薬に頼らずに、ヨガ、霊気、ホメオパシーなど統合医療を行うと自然に健康を取り戻すことができます。

参考ページ 東日本大震災後の心身の不調を癒しましょう(NEWS&BLOG)

  • 耳
  • 鼻
  • のど
  • その他
  • Dr.孝治の診療室TOP

Dr.孝治の医療セミナー アーカイブ

朴澤耳鼻咽喉科[ほうざわじびいんこうか]