6月6日 「補聴器の日」

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  今月、6月6日は「補聴器の日」ってご存じですか?

 「耳の日」は、日本耳鼻咽喉科学会の提案で、昭和31年(1956年)に

  制定されました。

 それからおよそ43年後の平成11年(1999年)、

 日本補聴器販売店協会と日本補聴器工業会が合同で、

 補聴器という言葉をもっと一般的に知ってもらい、馴染んでもらいたい

 という思いから制定されました。

 3月3日×2=6月6日

 つまり聞こえの弱った耳に、もう一つの耳をつけるという意味合いもあるそうです。

【聴力とコミュニケーション】

 「きこえ」は私たちのコミュニケーションに、とても大切な役割を持っています。

 相手の声を聴いて、言葉の内容を理解し、自分の思いを伝える。

 その時に、場所や場面に合わせて自分の声の大きさを自動的に調整しています。

 また、声の大きさや抑揚から、喜んでいるとか、悲しんでいるなど、喜怒哀楽といった

 感情を推測することもできます。

 音声言語を主としている私たちにとって、言葉を話すためにも、聴覚はとても大切です。

 ところが聴力は、年齢や疾患によって変化することが知られています。

【補聴器について】

 今まで、聞こえていた音や言葉が聞き取れなくなると、聞き取るために努力をする必要が出てきます。

 だんだん、大勢の人とコミュニケーションを取ることが辛くなり、

 社会生活や活動が制限されてしまうことも少なくありません。

 そこで、補聴器が役に立つことがあります。product_k140_img011.jpg

 聴力障害の程度によっては、補聴器を使用できないこともありますので、

 必ず耳鼻咽喉科医の診察を受けて下さい。

 最近の補聴器は、周囲の音をただ大きくするだけではなく、

 デジタル信号処理や騒音抑制機能、指向性の調整など様々な機能がついた

 高性能な機種があります。

 また、耳にかける「耳かけ型」、耳穴に入れる「耳穴型」などもありますので、

 聴力の状態によって選択することもできます。product_fujimoto2_img01.jpg

 補聴器は、その方の聴力にあった調整でなければ、なかなか思ったような

 聞こえにつながりません。また、初めに選択・調整した補聴器でも、聴力の変化や

 使用場面の状況に合わせて、音量・音質などの丁寧な再調整が必要になってきます。

 

 朴澤院長のブログもぜひご覧下さい☆

 

【当院の補聴器外来】

 当院の補聴器外来は、補聴器フィッティングに関わる専門家として、補聴器相談医の資格を持つ

 院長、認定補聴器技能者、言語聴覚士が担当します。

 また、補聴器適合検査といって、調整後、補聴器が適切にフィッティングされているのか

 適宜検査を行い、きめ細やかな対応を心がけております。

 「最近、聞こえが悪くなった気がする」とか

 「言葉の聞き返しが多くなって仕事に支障をがでる」など、「あれ?」と思ったら

 いつでもお気軽にご相談下さい。asagao_hachiue.png

 

 

朴澤耳鼻咽喉科スタッフ (2015年6月 2日 12:15)