東日本大地震から一ヶ月が過ぎました。
まだまだ、余震が続いており、今後も大きな余震が予想されています。
漠然とした不安を感じながら生活している人々が、私も含めて多いのではないでしょうか?
阪神淡路大震災を経験した方にお話を聞くと、地震が起こって一ヶ月は気が張り詰めているが、
一ヶ月を過ぎる頃より、心身の疲れが出て、体調が崩れたから気をつけるようにとアドバイスされました。
追い打ちをかけるように、4月8日に大きな余震があり、
ようやく片付けた家の中がまたさんざんの状態となってしまいました。
これから、前へ踏み出そうという時期と重なり、ダメージが大きかったように思います。
地震後の心身の疲れより体調を崩して、来院される方が最近増えています。
スギ花粉の飛散もピークを過ぎ、花粉症の患者さんの症状が軽快してきたのと、対照的です。
地震がないのに揺れていると感じる地震酔いについては、
すでに当院のブログで、その対処法についてご説明しました。
この地震酔いの他、慢性の咳や、耳鳴りなど震災後の耳鼻咽喉科に関する体調不良の原因とその対処法について、講演会を行うことになりました。わかりやすく、震災後の体の不調の原因をご説明し、どの様に対応したらよいかご説明します。是非、ご参加いただき、参考にしていただければと思います。
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朴澤耳鼻咽喉科主催講演会
"地震酔いの症状とその対処法"
日時;平成23年5月8日(日) 午前11:00~12:00 (午前10:30開場)
場所;エル・ソーラ仙台、大研修室 (仙台駅、パルコ隣、アエル28階)
入場無料です。
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インターネット上での無料医療相談も下記で、行っています。外出が難しい方はどうぞお気軽にご利用ください。
http://hi-kimidori.cocolog-nifty.com/tohoku/
当院の窓から、定禅寺通りのケヤキが見えます。まるで地震がなかったように、揺らぐことなく、 枝を伸ばし、新しい芽が芽生えています。5月になれば新緑で飾られることでしょう。桜の花も開きはじめ、自然の摂理は不変です。不動と思っていた大地が揺らぎ、足下が不安になっている私たちを、励ましてくれているようです。 院長