春の呼吸のレッスン in 仙台
は、おかげさまで先週の土曜日に無事終了しました。
大変盛況で、300名以上の方が来場されました。
ご来場、有り難うございました。
谷川俊太郎先生の詩の朗読は大変素晴らしく、涙ぐまれる方もいらっしゃいました。
加藤俊朗先生の呼吸のレッスンでは大きな力を頂戴しました。
呼吸のレッスン法に新しい展開があり、本邦初公開の先生のパフォーマンスを見ることも出来ました。
私も呼吸のメカニズムと、呼吸と自律神経の関係をお話ししました。
ご来場頂いた皆さん、笑顔でお帰りになりました。
講演会でもお話ししましたが、スギ花粉症の体質改善は、今年も大変好評を頂きました。
今年は、約200名の方が、体質改善の治療を受けました。
春は、ゴーグルとマスクなしには外に出かけられなかった方が、
今年は、ゴーグルもマスクもしないで外出を楽しむことが出来た
などのご感想を頂いています。
5月になりましたら、スギ花粉症の体質改善をされた皆さんの生の声を御紹介したいと思います。
さて、仙台も、ようやく桜の開花宣言が出されました。
桜が咲くと、スギの花粉もそろそろおしまいです。
今年は、昨年に比べて、花粉の飛散量が少なかったのですが、
その割には、花粉症の症状がひどかった方が多かったようです。
ウェザーニュースが3万人近いスギ花粉症患者様を対象とした調査を行っています。
このリポートでは27.6%の方が、今年は花粉症対策が甘かったと後悔されています。
今年は、スギ花粉の飛散量が昨年に比べると少ないと報道され、油断してしまったようです。
花粉症症状の都道府県別ランキングでは、
1日のくしゃみ回数は宮城県は9.3回で全国5位(1位:群馬9.6回)、
1日に鼻をかんだ回数は10.6回で3位(1位福島11.6回)、
1日に目薬をさす回数は3.2回で2位(1位岩手3.2回)でした。
宮城県のスギ花粉症の皆さんは全国的にみても症状がひどかったようです。
しかしその割には、病院に通院している患者様は、31.1%しかいらっしゃらず、全国24位でした。
1位の佐賀県では、46.9%と半数近くの方が病院で治療を受けており、
宮城県の皆さんは、大分我慢強いのかもしれません。
今年初めて、花粉症の症状が出現し、鼻風邪なのか花粉症なのか
よくわからないままに受診される方もいらっしゃいました。
鼻水に出ている細胞を検査すると風邪なのか、アレルギーなのかがすぐわかりますが、ほとんどの方は花粉症でした。
自分もとうとう花粉症デビューかと、苦笑いされる方もいらっしゃいました。
前述のウェザーニュースの調査によると、今年初めてスギ花粉症を発症した方は、調査した3万人の内4.2%でした。
超大量飛散の昨年発症した方が5.4%でしたので、それほど変わらない発症率でした。
昨年大量に飛散した花粉に暴露されたことで、免疫系が反応してしまったようです。
いま、日本人の4人に1人はスギ花粉症です。
最近は、小さな子供さんも発症するようになりました。
昨年の大量飛散により、1〜2才の小さなお子さんでも花粉症となるケースが出ています。
前述のリポートによると、スギ花粉症の子供さんのうち、
0〜3才で初めてスギ花粉症を発症した子供さんは17.4%、
4〜6才での発症が27.4%、
7〜9才では17.5%、
10〜12才では13.3%、
13〜15才では7.4%、
そして16〜18才で初めてスギ花粉症を発症した子供さんは5.9%でした。
幼稚園に入園し外遊びの機会が多くなり、
スギ花粉に暴露されるようになる4〜6才が発症のピークとなっています。
子供さんでスギ花粉症を初めて発症する平均年齢は7.4才でした。
スギ花粉症は遺伝するので、お父さんかお母さんが花粉症ですと、子供さんが発症する可能性が高くなります。
一方、スギ花粉症歴の調査では、
20年以上花粉症で悩まれている方が22.3%、
10年以上の方が23.9%、
5年以上の方は14.8%となっています。
やはり、花粉症はなかなか自然治癒することが少ない病気のようです。
加齢により、症状が軽くなったとおっしゃる方もいますが、
大規模な調査の結果では、高齢者の花粉症の罹患率は若年者の罹患率と変わりませんでした。
現在の抗アレルギー剤の治療では、症状を抑えているだけですので、花粉症は毎年発症します。
一生つきあわなくてはいけない病気になってしまいます。
体質改善をすると、1年目で70%の方が症状が軽くなり、
3年続けていただくと90%の方は抗アレルギー剤を飲まなくても、アレルギー症状に悩まされなくなります。
子供さんには特にお薦めします。
今年スギ花粉症で苦しんだ皆さん、来年は、是非、体質改善にトライしましょう。
院長