定禅寺通りのケヤキの木々も春の新緑から夏の緑へと変化してきた今日この頃です。
みなさん、はじめまして言語聴覚士の阿部です。
今年の5月から『音声治療』を開始しました。
『音声治療」という言葉になじみのない方も多いのではないでしょうか?
『音声治療』とは、声帯結節、声帯ポリープなど声帯に病変がある、なしにかかわらず
誤った声の出し方が原因で、声帯の異常、
たとえば ガラガラ声、ダミ声、
かすれ声、息もれする声、弱々しい声、力んだ声などの状態や、
話し声が高すぎる、あるいは低すぎる
また年齢や性別に応じた高さが出ない方も訓練の対象となります。
さらに、大きさの異常や声を出し続けることが難しく、
話し声や歌声が途中で不自然に途切れてしまうなど
様々な声の状態に対して発声方法や呼吸の状態を確認しつつ
発声行動の変容を促していくのが『音声治療』です。
私たちには情報伝達手段の一つとして「声」があります。
また、感情の表現や歌を楽しんだり、会話を楽しんだりするためにも
大切な役割をもっています。
その声が思うように出せないストレスは
なかなか他のかたには理解して頂けないものではないでしょうか。
当院にも様々な声の悩みを抱えた方が受診されています。
音声治療を始める前に、声帯や咽・喉頭内、鼻咽腔内に病変があるかないか
院長が診察し、さらに その方の声の状態を分析したうえで
適切な音声訓練プログラムを提案させていただいております。
1回の訓練時間は約20~30分程度
期間については症状により様々ですので
その都度ご相談させていただいております。
今まで、「私の声、以前と違うけど、どうしたのかしら?」と
違和感を感じたり、不安に思ったりしたときには
一度受診してみてはいかがでしょうか?
お一人でも多くのかたの声の悩みが解消されるように
お手伝いさせていただきたいと思っております。
何かわからないことがあればどうぞお気軽にご相談ください。