震災にあった女性のための体とこころの救急箱

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仙台市在住の漫画家井上きみどりさんが、

震災にあった女性のための体とこころの救急箱
http://hi-kimidori.cocolog-nifty.com/tohoku/

という、無料医療相談をインターネット上で始めています。読売新聞でも紹介されました。

心の救急箱はとてもよいアイデアだと思います。

余震が怖くて、なかなか外出ができず、症状がひどくなって、決死の思いで当院を受診する女性の方もいらっしゃいます。お年寄りや怪我をされた家族の看病、介護のため家を留守にできない女性もいらっしゃいます。家に引きこもっている方でも、インターネットで相談できれば、少し気持も楽になるでしょう。

これまで、震災にあった女性のための体とこころの救急箱では、婦人科、泌尿器科、精神科、こころの相談を受け付けていましたが、当院も本日より耳鼻咽喉科としてご協力させていただく事になりました。

地震揺れを始め、地震に関して、様々な専門家がコメントを出していますが、ここ仙台など震災を受けた現地に立ち、その土地の人々と接しないとなかなか現状がわからず、見当外れのコメントが流れることも多い気がしています。

当院を訪れる女性の方を診ても、地震後の不安、恐怖というのは大変強く、それが体の不調に表現されています。
どうぞお気軽に、無料医療相談をご利用ください。

院長

hozawa (2011年4月 6日 16:14)