冬本番、寒さも本番となりました。受験を控えているお子さんやご家庭にとっては健康管理も大切な時期ですね。近頃クリニックには、咳や喉の痛みがあって来院し、内視鏡でのどの奥まで診察すると気管支炎に罹られている患者様が多くなりました。今回は気管支炎とその対策についてお話ししたいと思います。
【風邪と気管支炎、どう違うの?】 風邪と気管支炎の違いは、炎症の起こっている場所が違います。ウイルスや菌の感染がのどの奥まで下がってしまった状態が気管支炎です。咳や痰がいつまでも止まらない時は気管支炎に罹っているかもしれません。耳鼻科では、内視鏡で喉を診察するので、すぐに診断がつきます。薬を服用すると、一週間程度で治まります。
【気管支炎はうつります!】 咳やくしゃみをするとしぶきが2mほど飛びます。このしぶきにはウイルスや菌が含まれています。気管支炎に罹ってしまったら、まず本人が家族や周りの人のためにマスクを着用しましょう。
【気管支炎対策】 マスクの着用 マスクの効果は、のど、鼻の加湿という意味もあります。のどや鼻の粘膜は、病原体の侵入を防いでいます。マスクで粘膜の乾燥を防ぎ、病原体の侵入、定着を防ぎましょう。寝ているときも、ウイルスを吸い込まないよう、マスクをしてなるべく横を向いて寝るようにしましょう。他にも、うがい、手洗い、部屋の加湿、こまめな水分補給が大切です。
乾燥の時期こそ感染対策をして、自分も家族も守りましょう!