声の自覚症状

暦のうえでは処暑が過ぎましたが、まだまだ残暑が厳しい毎日が続いています。
本当に体調管理がむずかしい今日この頃です・・・。


さて、今日は「声の自覚症状」についてです。
私達の声には、いくつかの基本条件が必要と考えられています。
そのバランスが何かの関係で乱れてしまうと、
音声の乱れとして自覚されることが多いのではないでしょうか?

 日本語にも、声についての表現は非常に多くあります。
その表現をもとに、声のトラブルをわけて考えてみましょう。

『声の質に対する訴え』
 ・声がおかしい
 ・声がかれている
 ・声がかすれている
 ・以前はこんな声じゃなかった
 ・自分の声がイヤだ
 ・声が変わった    など
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『声の高さに対する訴え』
 ・声が高い/高すぎる
 ・声が低い/低すぎる
 ・高い声、低い声が出ない、出しにくい
 ・裏声が出ない   など

その他、『声の大きさ』や、『声の持続』に関しての悩みも多くあります。
また、上記の4つの分類に適応しない訴えもあります。
声の出しにくさや何かがのどにひっかかっているような違和感、
鼻が詰まっているような声、声の震え、話し始めに言葉が詰まる感じがする、などがそれに該当します。

音声をコミュニケーション方法として使用している場合、
このような悩みをどのように解決したらいいのか、
また、病院に行ってもいいのかどうか悩んでしまうことはありませんか。
なかには、発声方法の本を買って実施してみたり、朗読してみたりと、
ご自分で工夫していらっしゃるかたも多いのではないでしょうか?
でも、本当にご自分にあった効果的な訓練方法を選ぶことが
難しく感じることはありませんか?。

やはり、一度はきちんと声帯を含め、咽喉頭を検査し、ご自分の状態を理解した上で
練習することをおすすめします。
意外にも声の不調の原因として胃食道逆流症が見つかる場合もあります・・・。
声の様子が「ちょっとおかしいだけだから」といってそのままにせず、
早めに受診してみてはいかがでしょうか。
健康な声を取り戻すことは毎日の生活がより豊になるのではないでしょうか?

何か心配な事がございましたら、いつでもご相談下さい。
また、統合医療センターにおいて「のどのアンチエイジング講座」を
始めます。
ご興味のある方は、こちらからどうぞご覧下さい。

言語聴覚士 阿部


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朴澤耳鼻咽喉科スタッフ (2012年8月27日 11:18)