夏の自律神経について・・

連日暑い日が続きますが、皆さんご体調はいかがでしょうか?
お盆に入り、旅行や里帰りなど遠出をされる方も多いと思います。

楽しいはずの旅行も渋滞や人混みでイライラ・・
夏休みの宿題がなかなか終わらずに憂鬱・・
この時期仕事が忙しくなり、疲労が溜まってヘトヘトに・・

この季節、体も心もストレスにさらされることが多くなり、心と体のバランスが崩れてきてしまいます。

そこで・・・今回は「自律神経」についてお話ししたいと思います。
よく耳にする「自律神経」という言葉ですが、具体的に分からないという方も多いと思います。

「自律神経」とは、心臓を動かすなど自分ではコントロールできない自動的に働く神経のことを言います。
ズバリ・・・身体の動きを調整する大事な神経なんです。
自律神経が低下すると、人生の質は10年で15%も低下すると言われているくらい、
自律神経とは私たちにとって、とても重要な役割をしていると言えます。

自律神経は、活動の神経を担う「交感神経」、休息の神経を担う「副交感神経」に分かれます。
身体をリラックスさせる副交感神経が優位であるほうがいいと思われますが、
交感神経共に同じくらいのバランスが良いとされています。

また何かしらのストレスがあると、自律神経は身体を守ろうと過剰に反応し、
免疫系の働きを抑制する作用があります。

そこで、どうすれば自律神経のバランスを保ち、快適な生活が送れるのか??
気になりますね!!

意外に簡単なんです(笑)

・背筋を伸ばして、ゆっくり歩く
・深い呼吸(横隔膜を上下する)を行い、軽い運動をする

気道が広がることで肺に入る酸素の量が増え、身体の様々な臓器に酸素や血液が行き渡り、
細胞が活性化されます。

また、色彩も自律神経に影響を与えると言われています。
赤は循環機能を活発にし、緑はバランスを取り戻し、黄色は新陳代謝を促進すると言われています。

この季節、景色を見ながら、散歩や軽いジョギングなどで季節を感じてみませんか?
赤いティーシャツを着れば、さらに活発な気分になれますね(笑)
ただし、熱中症対策にこまめな水分補給と過剰な運動は避けて下さいね!!

朴澤耳鼻咽喉科スタッフ (2013年8月13日 10:51)