2022年10月25日
精神的にショックな出来事がおこったあと、 急に声が出なくなってしまうことがあります。 大切な人の死、失恋、仕事の失敗など、 原因は、様々です。 昨日まで、普通に声が出ていたのに、 朝起きたら、全く声が出なくなるなど、 発症は突然です。 わずかにささやくような声が出る方もいますが、 全く声がでない方が多いです。 呼吸は普通にできますし、 食事もできます。 咳や、泣いたり、笑うときには、声が出ます。 病院で、声帯などの診察を受けても、 全く異常は見つかりません。 心因性発声障害と言います。 心のトラウマが、 体の症状となってでてしまうことで起こります。 心のケアをしながら、 言語聴覚士の音声治療を受けることで、 徐々に声が戻ります。 少し時間はかかりますが、 ゆっくり心の傷を癒しながら、 発声訓練をして、声を取り戻して下さい。 思春期の男の子が、 声が出にくくなることがあります。 ウィーン少年合唱団は、 美しいボーイソプラノの コーラスですね。 思春期には、男性ホルモンの分泌が高まり、 体格が男性らしくなります。 声が低くなる声変わりも、男性ホルモンの影響です。 喉仏が大きく成長し、 半年から1年の間に、声帯が1cmも長くなり、 声が1オクターブも低くなります。 ボーイソプラノはでなくなり、 少年合唱団を引退する時期です。 急激な喉仏の成長で、 声帯が引き延ばされることで、 うまく声が出なくなり、 声の高さが不安定になったり、 急に裏返ってしまうことがあります。 変声障害と言います。 変声障害も、 音声治療で治療できます。 喉仏を圧迫することで、 声帯の緊張を緩めながら、 発声訓練を行います。 徐々に、成長した長い声帯を 使いこなすことができるようになります。 声がうまくでないことには、 様々な原因がありますが、 正しく診断する事で、 効果のある治療方法が決まり、 改善も早いものです。 是非、諦めないで、専門医にご相談下さい。 院長
この動画では、「心因性発声障害」と、「変声障害」についてご説明します。 昨日まで普通に出ていた声が、精神的なショックなことがあったあと、ある日突然、全く声がでなることがあります。「心因性発声障害」です。
また、声変わりの後にうまく発声ができなくなる「変声障害」についてもお話しします。思春期に起こるので、自分の声が変だと悩んだり、恥ずかしく思ったりする方もおられるようです。ぜひ正しい知識をつけて、前向きに青春を楽しみましょう! 医療従事者にもおすすめの内容です。
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