2022年10月31日
寒くなって来ました。体調を崩されていませんか? 室内外の温度差で鼻水が出たり、何かと鼻をかむ機会が増えますね... 鼻と言えば...!? みなさんは鼻血が出たときはどうやって対処していますか? 乾燥した冬は鼻血がでやすい季節です。上を向く?? 首の後ろたたく?? これらはすべて、間違った対処法になります。 鼻血が出るとびっくりすると思いますが、 正しい処置をしないと、かえって症状が悪くなる事があります。 今回は、YouTubeの動画で、正しい鼻血の止め方をお知らせします。 <鼻血の止め方> 1.身体を起こし、椅子や床に座りましょう。 2.鼻血が喉に流れないように、顔をやや下に向けます。 ※横になったり、上を向いたりすると血液が喉に流れ込みやすくなります。 ※血液を飲み込むと気持ち悪くなったり、嘔吐することがあります。 血液は飲み込まず、はき出しましょう。 3.小鼻をつまみ、5~10分ほど圧迫します。 ※鼻を氷や冷たいタオルで冷やすと、血管が収縮するのでより効果的です。 ※柔らかい綿球を鼻に入れて小鼻をつまむと、止血効果が高くなります。 殆どの鼻血は、圧迫処置で止まります。 鼻血が出た日は... 長時間の入浴を避けましょう お酒を飲んだり、過度な運も控えて下さい!! 20分以上圧迫を続けても出血が止まらない、 出血の量が多い時は、 病院で止血する必要があるので、早めに受診して下さい。
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鼻血にも色々原因があります。ご自分の鼻血の原因がわかると、 鼻血を繰り返さないようになります。 鼻血の多くは、鼻の中の「キーゼルバッハ部位」 という場所からの出血で起きることがほとんどです。 この場所は鼻の穴に近くにあり、 血管が多く、粘膜層も薄いので、ちょっとしたことで出血しやすいです。小さい子供さんは、鼻をいじりやすいので、 両方の鼻から鼻血が出ることがあります。 子供さんが朝起きたら、 枕が血まみれになっていて驚かれたことはありませんか? アレルギーがあると鼻がかゆくて、鼻をこすってしまいます。 鼻の穴の入り口の皮膚と奥の粘膜の境目は、 こすると裂けやすく、ここが鼻血の原因になります。
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中学生以上の大人になると、鼻血はどちらか片方からでやすくなります。 鼻をおもいきりかんだり... 鼻がむずむずするので、指でこすってみたり...鼻炎や風邪をひいているときは鼻の粘膜が荒れているので、 鼻水をかんで鼻の中の血管が傷ついて鼻血が出ることがあります。 鼻中隔という、左右の鼻を分ける真ん中についたてが、 どちらかに曲がっていると、凸面がこすれて、 片方から鼻血がでやすくなります。
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大人の方でも、両方の鼻から鼻血がでるときは、気をつけましょう。 持病が鼻血の原因だったり、 服用されているお薬の副作用の可能性があります。 持病の治療が、鼻血を繰り返さないために大切です。![]()
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鼻血が繰り返し出るときは、 なんらかの病気が始まっているサインの事がありますので、 たかが鼻血と軽く見ないで、是非、病院で相談して下さい。![]()
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院長
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