朴澤耳鼻咽喉科

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2025年08月19日

鼻づまりでお悩みの方、点鼻薬に頼らずに、ちゃんと治療しましょう!

 

 

毎日暑い日が続いています。
夜も寝苦しいですね。
鼻が詰まってしまうと、
更に、寝入りが悪くなるので、
受診される方が増えています。

 

 

鼻が詰まると、どうされますか?
ドラッグ・ストアで、点鼻薬を購入して、
お使いになる方が多いと思います。
点鼻薬は血管を収縮させる作用があります。
鼻の粘膜は血管が多いので、
粘膜が収縮して鼻の通りが良くなります。

 

但し、余り頻回に使い過ぎると、
血管の受容体が壊れてしまい、
点鼻しても効果がなくなります。
かえって鼻が詰まる、
薬剤性鼻炎を起こしてしまいます。
点鼻薬に余り頼るのはよくありません。

 

 

鼻の粘膜が腫れる原因になる、
アレルギー性鼻炎や、慢性副鼻腔炎を
治療することが大切です。

 

それでも治らないときは、
鼻づまりを起こしている部位ごとに
治療が変わります。

 

 

蓄膿症がなく、
左右の鼻の穴を分ける、
鼻中隔という正中のついたての骨が真っ直ぐで、
下鼻甲介という粘膜が腫れている時は、
肥厚性鼻炎と言います。

 

この時は、局所麻酔の
下鼻甲介凝固術を行うと、
鼻づまりが解消されます。

 

 

入院の必要が無い日帰りの手術で、
15分ほどで両側の鼻の手術が終了します。
蓄膿症はないが、
鼻中隔が彎曲しているときは、
鼻腔形成術で、彎曲した鼻中隔を真っ直ぐにし、
下鼻甲介を薄くする、鼻腔形成術が必要です。
これは、入院が必要です。

 

 

蓄膿症が有り、
鼻ポリープがあるために鼻が詰まるときは、
全身麻酔下に、
ポリープを切除し、副鼻腔の粘膜を清掃する
内視鏡下鼻内手術を行います。
やはり、入院が必要です。

 

 

アレルギーが強く、
鼻のポリープが多発する
好酸球性副鼻腔炎の場合は、
アレルギーの暴走を止める注射を、
2週間〜1ヶ月に1回行う事で、
ポリープが縮小し、
鼻の通りが良くなります。

 

 

このように、鼻が詰まるときは、
点鼻薬に頼らずに、
まず原因と成る病気を診断し、
薬の治療を行う事が大切です。

 

 

それでも改善が得られないときは、
手術を受けることで、
鼻の通りが良くなります。

 

手術後は、
久しぶりに、朝まで熟睡できた。
モノクロの世界が、
ハイビジョンのカラーの世界に変わった。
等の感想をお話になる患者さんがいます。

 

鼻づまりで悩んでいる方は、
是非ご相談ください。

 

院長

 

 

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