2012年のスギ花粉飛散予想とアレルギー体質改善のお勧め

昨年は、スギ花粉の大量飛散の年でしたが、
東日本大震災があり、訳もわからないうちに花粉の時期が過ぎたように思います。
鼻の症状どころでは無かったのかもしれません。
交感神経が過度に緊張し、症状が抑えられたのかもしれません。
そうはいっても大変な症状に悩まされた方が多かったのも事実です。
昨年のスギ花粉状況は、過去のブログにまとめましたので、ご覧下さい。


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今年のスギ花粉飛散予想
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さて今年は、幸い昨年ほど、スギ花粉の飛散量は多くありません。
例年なみといったところです。
仙台では2月下旬からの飛散開始が予想されています。


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国民病となった、スギ花粉症。その治療は?
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今や、日本人の4人に一人はスギ花粉症といわれています。
宮城県は、全国でも9番目にスギ花粉症患者さんの多い県です。

皆さんは、スギ花粉の飛散時期はどのように過ごされていますか?
抗アレルギー剤を病院でもらう。
薬局で、アレルギーの薬を買う。
マスクをする。
ハーブティーを飲む。
ヨーグルトを食べる。
などなど
スギ花粉症は日本の国民病ともいえますので、その治療方法はたくさんあります。
でも、いったいどの方法がよいのでしょうか?


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お勧めは、アレルギー体質の改善
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当院でお勧めするのは、昨年のブログでも御紹介したスギ花粉に対するアレルギー体質の改善です。
これまで、5年間で300名以上のスギ花粉症患者さんの治療を行い、
良好な治療成績が得られています。

スギ花粉が飛散する直前2月中旬から、4月中旬までの2ヶ月間、
体質改善のお薬を毎日一粒づつ内服する方法です。

花粉症の症状が強く出てしまってからでは、その年の治療効果をなかなか実感出来ません。
遅くても、3月中には治療開始して頂きたいと思います。
体質改善のお薬は、抗アレルギー剤のような、眠気や口渇などの副作用もありません。
小さな子供さんやお年寄り、妊婦さん、授乳中のお母さんでも安心して飲むことが出来ます。

これまで体質改善中に起こった問題は、喘息を合併していた患者さんが、
体質改善をはじめた当初に喘息の発作を起こされたことが2例あるだけです。
体質改善開始当初は、症状が一時的に強くなることが、人によりあります。
1年目は、抗アレルギー剤を併用することをお勧めするのはこのためですが、
特に喘息をお持ちの方は、喘息発作を予防する薬を併用されるのがよいでしょう。

体質改善は一朝一夕には起こりません。
最初一ヶ月はあまり、効果を実感できないかもしれませんが、
70%の方は、2ヶ月目より、徐々に体質が変わってきて、
抗アレルギー剤を飲み忘れても症状があまりでなくなります。

1年に2ヶ月間の体質改善を毎年続けて頂くと、
3年間終了後には、抗アレルギー剤を内服しなくても、
90%の方はアレルギー症状に悩まされることなく、
早春をすがすがしく過ごせるようになります。

残念ながら、100%の治癒率は得られません。
どのような方に効果があり、どのような方に効果が無いのかは、これからの研究課題です。

この治療は、スギ花粉に対する体質改善なので、ヒノキ花粉、ハウスダスト、ダニ、カモガヤ、ブタクサなど
他のアレルギーには全く効果がありません。
複数のアレルギーをお持ちの方が、体質改善を希望されるときは、
スギ花粉の体質改善が終了後一ヶ月空けてから、次の体質改善を始める必要があります。
たとえば、春はスギ花粉の体質改善、秋はブタクサの体質改善、
冬はハウスダストや、ダニ、イヌ、ネコなどのアレルギー体質を改善している方もいらっしゃいます。

アレルギー体質が変わりますので、鼻の症状だけでなく、喘息や皮膚炎も一緒に改善していきます。


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あなたも今年から、スギ花粉に対する体質改善を始めませんか
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抗アレルギー剤を内服しても、症状は抑えられますが、アレルギー体質が改善するわけではありません。
ですから、毎年、春になれば、花粉症の症状が発症しますし、
薬を飲んでいても、花粉の飛散量が多ければ症状が抑えきれません。

最近はスギ花粉症患者さんの低年齢化が進んでおり
小学生からスギ花粉症を発症してしまうお子さんもいらっしゃいます。
一生つきあわなければならない病気になってしまいます。

毎年、繰り返し、抗アレルギー剤を飲み続けるより、今年から、体質改善を始めてみませんか?
体質改善をご希望の方は、2月中旬に当院へお越し下さい。

今年は、宮城県以外にお住まいの方からもたくさんのお問い合わせを頂いています。
基本的には、診察をさせて頂いたうえで、体質改善を開始し、治療中も経過を診せて頂くのが、当院の方針です。
遠方の方で、体質改善をどうしても受けてみたいというご希望がある方は、下記までお問い合わせ下さい。

info@hozawa.jp

院長

hozawa (2012年1月17日 16:10)