毎年5月から6月にかけて、若い女性が体調を崩して、
クリニックを受診されることが多くなります。
年度が替わり、新しい環境でストレスが多くなるためでしょうか?
五月病といいますが、頭痛や、不眠、めまい、倦怠感など様々な症状でお困りです。
ところが、検査をしてもあまり異常が出ないことが多いのです。
安静時の血圧も正常、貧血もなく、肝機能も正常です。
脈拍も良好で、西洋医学的には健康そのものです。
ところが、座った状態から急に立つと、血圧が一気に低下し、
頭痛やめまい、ふらつき、立ちくらみの症状を訴える方がいます。
自律神経検査をすると、ストレスがたまっている方は交感神経がすり切れてしまっています。
休日返上で働き、残業も多く睡眠時間が短くなると、副交感神経が低下します。
体を休めて、睡眠時間を取るようにすると副交感神経は徐々に回復しますが、
交感神経は、休んでいても回復しません。
体がだるいので、寝てばかりいても、怠さはとれないのです。
軽く汗をかく運動を楽しくすることが交感神経の回復には大切です。
院長『Aさん、交感神経がすり切れてしまっていますよ。少し運動をしましょう。』
Aさん『でも先生、仕事が忙しくて、運動をする暇もありません。とりあえず、イブをのんで頭痛を抑えます。』
イブというと、アダムとイブを思い浮かべますね。
ロマンチックな、感じがしますが、実は、イブプロフェンという鎮痛剤です。
世の中には、名前や外見でその実態を隠す物が沢山あります。
鎮痛剤を長く飲むと、様々な副作用が出ることがあります。
イブの使用説明書にも小さく、長期に連用しないことと書いてあります。
薬の説明書は、とても小さな字で印刷されていて、読みにくいですね。
とりあえず、薬を飲んでいると、体調をかえって悪化させてしまうこともあるんです。
院長『そうですか、でも根本的に治した方がいいんじゃないですか?』
Aさん『デパスを飲んで夜も寝ているので大丈夫です。』
患者さんのお薬手帳を見ると、実に沢山の患者様が、抗不安薬、睡眠薬といった向精神薬を服用されているのに驚かされます。
デパスは、日本で一番多く処方されている抗不安薬です。
心の痛みを和らげる"心の風邪薬"という人もいます。
でも、風邪薬を一ヶ月以上、何ヶ月も何年間も続けて飲む事ってありますか?
日本の抗不安薬の処方量は世界でも突出しています。
これから、赤ちゃんを産む若い女性がこんなに抗不安薬を飲んでいることを私はとても心配しています。
ご自分の体や心の悲鳴に、お薬でふたをして生活するより、
自分と向き合って、根本的に体調を治すことがとても大切です。
それじゃ、いつ、自分の体や心と向き合うんですか?
今でしょ!!
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院長